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2008年2月 8日 (金)

有機ELその奥深さ

マスコミやネット情報から得た知識には限界があるもの。
「有機EL」その凄さは、やはり現物を見てみないとわからないものだった。

あの!城戸教授直々にレクチャーをいただく。

薄いのはわかっていたものの、実際に見てみるとやはり驚かずにはいられない。

El2

http://www.sony.jp/products/Consumer/oel/index.html

本当に、「壁掛けTV」はもう古い、将来は「壁貼りTV」!!になるね。

でも凄かったのは薄さだけではない、それ以上に画像の素晴らしさに見とれた。

写真を現像する時のポイントは「黒の締まり」にある。
ただ黒いのと、締まった黒では、まるで別物。
締まってない黒は、評価に値しない。

この有機EL-TVは、液晶TVではバックライトなどの技術的な問題で出せないその”黒の締まり”が見事だ。

だから奥行き感、立体感がまるで違う。

もちろん課題は未だある。
最大の課題はやはりコストだ。
しかしこれは特に国内量産メーカーがしっかりと乗り出せば解決できる問題。 でも今は、売り出している液晶TVとの関連でなかなか切り替えられずにいるようだ。
そっちにもすでに多大な設備投資してるから、わからなくもないが、ふと心配になったのは国際競争力の問題だ。

ドイツなどは国家が国際戦略的投資として開発予算を計上しているような話は聞いていたので、県や国の補助との比較を質問してみた。
そしたら、ドイツでは日本の10倍以上もの予算を開発につぎ込んでいるという。

これまで日本の産業はコア技術は持ち得ないものの、量産技術面で世界と対抗し発展してきた。しかし今では、それが中国をはじめ低賃金を武器にしたアジア諸国に飲み込まれてしまっている。

今後生き残るには、マネのできない”コア技術”が必要なのは誰の目にも明か。
といっても当然、簡単に開発できるものではない。
その数少ない貴重なコア技術である「有機EL」は、日本の山形の米沢で今、世界の先頭を走って開発が続けられている。

しかし、開発予算はライバル国の1/10で孤軍奮闘しているのが現実。

メーカーも既存自社製品の販売戦略上、なかなか次世代の技術開発にまで予算を多くつぎ込めない。

このままでは、国家として開発している他国に”おいしいとこ取り”されても仕方がない。

という構図がわかってきた。

知事がよく「費用対効果」を口にしているが、もちろん理解もできるけど、コア技術開発には時間もかかる。

ドイツが国として傾注している背景には、有機ELのもつもうひとつの魅力”エコ”があるからだと思う。

県レベルではなく国家レベルの問題と思うが、国内メーカーでも投資しきれないこんな分野こそ、長期的に国家戦略的な開発予算を問う政治家がいないのか?と思った。

薄くなればなるほど、実は、板金筐体を造るウチから離れていく訳だけど(笑)、一技術者としてこれからも注目し応援していきたいと思う。

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コメント

まちがえて昨日の記事にカキコしてしまいました。
申し訳ない。

改めて・・・うすっ!!スゴイ!!

投稿: にゃき | 2008年2月 8日 (金) 21時25分

だろ。
あーた、この教授のオープンキャンパスに行って「面白かった!」と言ってたはず。

投稿: TERU☆ | 2008年2月 8日 (金) 22時33分

えっ、そうだっけ・・・・?

投稿: にゃき | 2008年2月 9日 (土) 20時24分

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