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2007年4月26日 (木)

モンテ VS仙台 もったいない

1試合だけで、少なくとも入場料収入だけでも1千万円以上、飲食他の相乗効果を考慮すれば2千万以上の「損失」をしてしまった昨夜の”みちのくダービー”
収入以上に何よりも、この大一番を、観たくても観られなかった人が多かった事を、Jはどう捉えるのだろうか。

なぜ平日に”みちのくダービー”を組むのか、モンテ側の日程変更要請を拒むJリーグには、収支改善及び観客増に血眼になっている各チームの実情をどれほど親身に把握しているというのだろう・・・

Jの理念には共感していたが、昨夜ほど疑問を感じたことは無かった。

そんな疑問を通り越して憤りさえ感じるほど、昨夜のゲームは素晴らしかった。

試合前から、山形から仙台へ移籍した永井、そして手倉森コーチが吠えに吠えていた。山形を完膚無きまで倒す、と。
それは敵意というよりも、そう言い放つことで、自分の心にある山形に対する思いを吹っ切るため・・・と私には聞こえていた。

試合開始直前に本降りとなった雨だが、選手達と会場の異様なまでの熱気を奪うことはできない。
開始早々、立て続けに仙台ゴールを脅かす山形攻撃陣。

私としては臼井をSHのまま守備的に入り、後半勇人で勝負に行ってほしかったのだが、最初から臼井を右SBに下げ勇人をスタメンで起用してきた。

とあれば、前節休みの仙台がゲーム感を取り戻す前のこの立ち上がりが勝負・・・だったのだがシュートは惜しくもゴールを外れる。

こういう決める時に決めておかないと・・・と思った瞬間、カウンター一閃。
仙台最初の攻撃で裏を取られ失点を許してしまった。最初のトラップが少し流れたので、清水行け!と叫んだのだが、GK清水が選んだのは一歩留まってのゴールマウスの蓋。しかし閉められなかった。

ま、このゲーム最初のピンチ、攻め込んでからのカウンターによる失点は、GKを含めたDFにとって良い教訓になったことだろう。
その後も仙台のカウンター、特に、ただロングボールを放り込むだけの他のチームにはないロペスからの質の高いラストパスには、敵ながらあっぱれというしかなかった。

しかし得点も多いが失点も多いのが仙台。前節の空きが影響したのかコーナーキックからの寄せが甘く、左右2度もゴールが決まり追いつくことが出来た。
オリンピック世代の豊田は同代表候補の萬代の目の前で完璧に決めたものだから、その喜びようはハンパじゃなく仙台サポに向かって吠えたほどだった。

2-2同点で迎えた後半も両チームの意気込みは沸騰したままだ。
しかしそれが勢い余って白井@仙台のレッドを呼ぶ。
蹴られた守備の要レオが、痛さのあまりグルグルと数回転げ回った。
これは無理だ。
と思ったが、レオの気迫は監督に交代のカードを切らせなかった。

ひとり少なくなった仙台だが、逆に痛かったのはレオと山形。
直後の仙台のロングフィードに、いつものように山形の高い壁となって跳ね返そうとしたレオだったが、痛めた足はいつもの足ではなく、ジャンプしてもいつもの高さには届かなかった。
裏に流れたボールを奪われ、対応した小原がPKを取られる。
ま、イエローがでなかったからまだ善し。ここで小原にイエローが出ていたら、次節、CB2人を欠く事にもなりかねなかった。

ワントップで守備を固める仙台に対し、ようやく3バックにした山形。
私としてはもっと早く左の石川を上げて欲しかったのだが、樋口監督が取ったのは、石川を下げて園田を3バックの左!(え?)
左サイドハーフは臼井と勇人がポジションチェンジをしながら持ち込むが、どちらも右効きだから一度持ち替ええなければクロスが上げられない。
・・・だから左効きの石川って・・・。。。
とにかく最後は右からのクロスに宮沢が押し込んで同点にして、みちのくダービー第一戦は終わった。

あっという間の90分。見応えのあった90分。
すっかり雨も止んでしまったのを忘れてしまっていた90分。
もっともっと多くの人に観てもらいたかった90分。

誰のためのJリーグなのか。
こんな素晴らしいゲームだったからこそ、平日に組んで異議を許さないJへの憤りはつのるばかりだ。

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