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2006年12月 3日 (日)

モンテ最終戦VS水戸 頬をつたう雨

絶え間なく降り続ける雨。
防寒対策していたこともあるが、それほど寒いとは思わなかった。
寒さよりもこの最終戦をしっかり見届ける事に何よりも意義を感じていた。
健ちゃんの最後の勇姿を、だ。

先ずはいつもの水戸サポとのコール合戦からそれは始まった。
「ケンジケンジー♪・・・・」
水戸サポからのケンジコール。。
目がかすみ、雨だけじゃなく、霧も出てきたのか?と思ったが、ここでは未だ泣けないぞと踏ん張る。

キックオフからモンテ選手全員の気迫が伝わってくる。
なんとしても勝利で健ちゃんと太田の引退の花道を飾りたい。
選手だけでなく我々サポも同じ思いだった。
その思いはすぐに結実する。
3分、いつものように2人に囲まれるも完全に二人を置き去りにした佐々木が、GKの頭越しに見事なクロス。レアンドロにジャストだった。
続いて14分、佐々木に流れてきたボールを今度はシュート。ゴールサイドネットに突き刺さる。
自分のゴールを喜ぶより先に、ピッチ外を真っ直ぐ走って行ったのはベンチの健二の所だった。
抱き合うふたりが、雨でよどんで見えた。
・・・未だ、泣かない。

ここで3バックにして前線に人数をかけた水戸に、ミスによるセットプレーから失点するが、下を向かず主導権を渡さなかった。宮沢、木村、勝と5点を上げると、もう健二の出番を待つだけだった。

そしていよいよ下に太田の思いをまとった健二がピッチに入る。
ちょっとだけ雨が頬を伝わった。
それからはボールより健二の姿だけを追っていた。

モンテでは最後となる竜太も根本に替わってピッチに出る。
この時、勝っているのであれば時間をかけて交代する訳だが、根本は前半から走り回った疲労をいとわずダッシュで走ってきた。
1分でも1秒でも長くプレーさせたいと・・・。
・・・ま、未だ泣かない。。

右に左にポジションチェンジを繰り返し、雨の中でもワンタッチで軽妙にパス交換をする健二。永井、勝、レアン、そして財前も健二とパス交換をしたいかのようにボールを回す。
ロスタイムに入ったコーナーキックも、時間稼ぎのショートパスではなく竜太か健二にゴールさせたくてゴールに向かって上げた。

いつまでもホイッスルが鳴らないことを願っていたが、とうとうその時は来た。

セレモニーで、太田が自分のことだけでなく、契約満了した5選手の名前をあげ、労をねぎらう。
もう雨は容赦なく頬を伝わっていた。

健二のいないモンテを未だ想像できない。
彼は生まれ育ったこの山形でプロサッカーができた幸せを語っていたが、NEC山形から社団法人化され存続する際、その山形県人はえぬきの健二の存在が無かったら県の補助は間違いなく無かっただろう。我々が山形にいながらプロサッカーを観戦できる幸せは彼があってのものだ。

お疲れ様、そしてありがとう、心から感謝したい。

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